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楽天市場の手数料まとめ(2026年版)

楽天市場の費用は「何%」の一言では答えられません。毎月決まって出ていく固定費と、売れた分だけかかる変動費が重なり、しかもプランと売上規模で料率が動くからです。ここでは費用をひとつずつ分け、1件の注文あたりいくらになるかまで落として整理しました。

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全体像:固定費と変動費の二層

固定費は、出店プランごとの月額出店料(がんばれ!プラン25,000円、スタンダードプラン65,000円、メガショッププラン130,000円、いずれも税別)です。料金表にはR-Messe利用料(月3,000〜5,000円)もありますが、現在は無料期間中(終了時期未定)です。出店時には初期登録費用60,000円も別途かかり、月額出店料は2027年2月1日に改定される予定です。

変動費は売上に連動します。中心はシステム利用料で、プランと月間売上高、注文がPCかモバイルかで2.0〜7.0%の間で決まります。これに楽天ペイ利用料2.5〜3.5%、ポイント原資1.0%以上、安全性・利便性向上のためのシステム利用料0.1%が加わり、アフィリエイト経由の注文にはさらに成果報酬がつきます。通常の運営で変動費の合計は売上の8〜15%程度です。

システム利用料:売れるほど料率は下がる

楽天市場で「販売手数料」と呼ばれるのは、正式にはこのシステム利用料です。月間売上高の区分で段階的に下がり、がんばれ!プランはPC注文で3.5〜6.5%、モバイル注文で4.0〜7.0%、スタンダードとメガショップはPC 2.0〜4.0%、モバイル2.5〜4.5%です。月商50万円までの出店者ががんばれ!プランでモバイル注文を受けると、最も高い7.0%が適用されます。

同じ商品でも、モバイルよりPCのほうが0.5ポイント低く、売上区分が上がるごとにさらに下がります。4,980円の商品なら、がんばれ!プランのモバイル注文で月商50万円まで349円、月商100〜500万円の区分に入ると299円と、1件で50円変わります。区分の境界は目安で、実際の適用は楽天の定めによります。

楽天ペイ・ポイント原資・その他

楽天ペイ利用料は月間決済高と平均単価により2.5〜3.5%で、計算ツールの初期値は上限の3.5%にしています。ポイント原資は通常1.0%ですが、お買い物マラソンなどのイベントに参加するとその分が上乗せされます。安全性・利便性向上のためのシステム利用料は一律0.1%です。

アフィリエイト経由の売上には、商品ジャンルに応じた料率の成果報酬と、その成果報酬の15〜30%にあたるシステム利用料がかかります。公式案内の目安はアフィリエイト経由売上の2.6〜5.2%です。広告費と物流費はここには含まれず、別途かかります。

固定費を1件あたりに直す

月額の固定費は注文数で割って初めて1件あたりの重さが分かります。がんばれ!プランの出店料25,000円は、月150件なら1件167円、月50件なら1件500円です。同じ4,980円の商品で利益率は26.8%と20.1%に開きます。

スタンダードプランはシステム利用料の料率が低い代わりに出店料が65,000円と重くなります。月150件では1件433円の固定費負担になり、がんばれ!プランより利益が少なくなります。月商100〜500万円の区分で比べると、4,980円の商品なら月320件前後(月商約160万円)が分かれ目で、月400件ならスタンダードが1件1,514円、がんばれ!が1,490円と逆転します。楽天の公式案内でも、月商が約178万円を超えるとスタンダードプランが得とされています。プラン選びは料率ではなく、想定する注文数で決まります。

メガショッププランはいつ選ぶ?

メガショッププランのシステム利用料はスタンダードプランと同じです。違うのは月額出店料が130,000円と倍になる点と、登録できる商品数(スタンダードは50,000商品まで、メガショップは無制限)と画像容量です。手数料だけで見ると、メガショップが得になる注文数はありません。月1,000件なら1件あたりの固定費は65円から130円に上がり、4,980円の商品の利益は1,612円から1,547円に下がります。

商品数が50,000を超える、画像を大量に使うといった理由があるときに選ぶプランです。なお、がんばれ!プランの登録可能商品数は10,000商品までです。

出店費用と個人での出店

出店時にかかるのは初期登録費用60,000円(税別)と、プランごとの月額出店料です。がんばれ!プランは年間一括払い、スタンダードプランとメガショッププランは半年ごとの2回払いで、契約期間はいずれも1年です。初期費用も月額費用もかからないQoo10と比べると、始める時点でまとまった資金が必要になります。

個人でも、税務署に開業届を出した個人事業主なら出店できます。開業していない個人名義では出店できず、法人・個人事業主ともに出店審査があります。

計算例:4,980円の商品1件で残る金額

販売価格4,980円、仕入原価2,200円、送料(自己負担)700円の商品を、プラン・売上区分・注文数の組み合わせで計算した表です。

条件手数料合計入金額純利益利益率損益分岐価格
がんばれ! · 月商〜50万円 · モバイル · 月150件¥744¥4,236¥1,33626.8 %¥3,469
がんばれ! · 月商〜50万円 · モバイル · 月50件¥1,078¥3,902¥1,00220.1 %¥3,846
がんばれ! · 月商100〜500万円 · モバイル · 月150件¥695¥4,285¥1,38527.8 %¥3,430
スタンダード · 月商〜50万円 · モバイル · 月150件¥887¥4,093¥1,19324 %¥3,667
スタンダード · 月商100〜500万円 · モバイル · 月1,000件¥468¥4,512¥1,61232.4 %¥3,226
メガショップ · 月商100〜500万円 · モバイル · 月1,000件¥533¥4,447¥1,54731.1 %¥3,297

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損益分岐価格は、この仕入原価と送料のままで利益がゼロになる販売価格です。それより安く売ると1件ごとに赤字になります。

よくある勘違い

システム利用料は販売価格だけでなく、購入者が支払う送料を含めた金額にかかります。送料込みの価格設定でも、送料別でも、購入者が払う合計が同じなら手数料も同じです。

イベント時のポイント倍付けはポイント原資として出店者負担になります。通常の1.0%で計算した利益率は、イベント参加時にはそのぶん下がります。

料率や区分は変更されることがあります。ここの数字は出発点として使い、実際の適用料率はRMSの管理画面で確認してください。計算ツールではすべての料率を手で書き換えられます。

よくある質問

楽天市場の手数料は合計で何%ですか?

変動費だけで通常8〜15%程度です。内訳はシステム利用料2.0〜7.0%、楽天ペイ利用料2.5〜3.5%、ポイント原資1.0%以上、安全性・利便性向上のためのシステム利用料0.1%。これに月額出店料などの固定費が加わるため、注文数が少ないほど実質の負担率は上がります。

楽天の販売手数料率は何%ですか?

販売手数料にあたるのはシステム利用料で、がんばれ!プランはパソコン3.5〜6.5%・モバイル4.0〜7.0%、スタンダードプランとメガショッププランはパソコン2.0〜4.0%・モバイル2.5〜4.5%です(税別、月間売上高が多いほど低くなります)。これに楽天ペイ利用料2.5〜3.5%、ポイント原資1.0%以上、0.1%のシステム利用料が加わります。

がんばれ!プランとスタンダードプラン、どちらが得ですか?

注文数次第です。スタンダードはシステム利用料が低い代わりに月額出店料が65,000円と重く、4,980円の商品では月150件程度ならがんばれ!プランのほうが利益が残ります。月商100〜500万円の区分では月320件前後で逆転します。想定注文数で両方を計算してから選ぶのが確実です。

メガショッププランにすると手数料は安くなりますか?

なりません。システム利用料はスタンダードプランと同じで、月額出店料が65,000円高くなります。登録できる商品数(スタンダードは50,000商品まで)や画像容量が足りないときに選ぶプランです。

個人でも楽天市場に出店できますか?

開業届を出した個人事業主なら出店できます。開業していない個人名義では出店できません。初期登録費用60,000円と月額出店料がかかり、がんばれ!プランは1年分の出店料を一括で支払います。

システム利用料はPCとモバイルで違いますか?

違います。どのプラン・売上区分でもモバイル注文のほうが0.5ポイント高く設定されています。楽天市場はモバイル注文の比率が高いため、計算ツールの初期値はモバイルにしています。

初期登録費用は毎月かかりますか?

いいえ。初期登録費用60,000円は出店時に一度だけかかります。毎月かかるのは月額出店料で、計算ツールではこれを月額固定費として注文数で按分しています。R-Messe利用料(月3,000〜5,000円)は現在無料期間中のため含めていません。

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更新日: 2026-10-07 · 出典: Finner:楽天市場の出店費用(2026), STOCKCREW:楽天市場の出店費用・手数料【2026年版】, 楽天市場 出店案内(公式)

更新日: 2026-10-07